「宅食って便利だけど、やっぱり高いよね」
皆さんそんなイメージを持っているのではないでしょうか。
今回5日分の食材をまとめ買いして自炊を実践。
宅食サービスと比べてみました。

最近、夕飯考えるのほんとに大変…。買い出しも料理も、時間かかるし…。



わかる!でも宅食って高いイメージあるし、量も足りるかな。



じゃあ比べてみようよ。自炊と宅食、実際にどれだけかかるか!



面白そうだね。費用、手間、ボリューム 全部チェックしてみよう!
比較条件と検証方法
まずは今回のルール、設定について。
4人家族 夫婦+子供男子2人(中学生、小学生)
夕飯のみ。(朝はパンや納豆ごはん。 昼、子供は給食。大人は会社で自由に)月〜金曜の5日間
調味料は家にあるものを使うので、金額には含まない。
ごはんも金額には含まない。(宅食もごはん別途で比較)
自炊チーム
- 5日分の献立と買い物リストを事前に作成
- スーパーでまとめ買い
- 主菜+副菜で栄養バランスを意識する
宅食チーム
- 5日分の宅食セットを注文
- 献立や買い物は一切無し。温めるだけ。
自炊の結果
食材費と1食当たりの単価
献立はChatGPTに提案して貰ったらこんな感じの提案でした。
- Day1 焼肉+冷奴+わかめスープ+枝豆+ごはん
- Day2 鯖の塩焼き+なすとピーマンの味噌炒め+味噌汁+ごはん
- Day3 チキン南蛮+キャベツ千切り+冷やし茶碗蒸し+ごはん
- Day4 オムライス+ミニサラダ
- Day5 鰻丼+きゅうりもみ+お吸い物



いまのAIって、ここまで考えてくれるのね!ビックリしたよ。



「子供に人気のメニューにして!」とか、色々なリクエストもできるよ!
そのまま買い物リストも作ってもらって、スーパーへ買い出しへGO!
買ってきた食材がこんな感じ。


スーパーのかご1つに収まる量の買い物となりました。



カットわかめ忘れたので、買い足して右上に追加したよ。



卒業アルバム風にするな(笑)
茶碗蒸しは面倒なので出来合いにしちゃったし、オムライスのチキンライスも冷凍にしました。
あと、買い物中に結構気にしたのが賞味期限(消費期限)です。
まとめて買い出しとなると、当然最終日の献立に使う食材は5日後となりますが、肉魚類の消費期限は加工日から2日位である事が多くて、献立の調整を考えてしまいました。
普段は2回に分けて買いに行くこともありますが、今回の検証では買ってきてすぐ冷凍で対応しました。
そして、5日分の自炊食材の合計金額は…
8,300円!
1食あたりにすると…415円。
(8,300÷5日÷4人)
かかった時間と手間
費用だけに目が行きがちですが、かかった時間も隠れコストとして考える必要があります。
- 献立を考える時間:5分
- 買い出しの時間:往復+店内 30分
- 調理+片付け:毎日45分程度
合計すると4時間20分。結構な時間を自炊に割いていることが分かりました。



これでも時短できた方だと思うよ。
献立はChatGPT に考えて貰ったし、片付けも食洗機を使っているので
予洗いだけで済んでいるよね。



今回の献立は比較的、手のかからないものだったね。
3日目のチキン南蛮は、揚げ物でちょっと大変だったけど。





めちゃくちゃ美味しかった!
また作って欲しいよ!
3日目のチキン南蛮(4人分ボリューム満点)。
料理の素を使ったので、タルタルソースの材料や、唐揚げ粉はついてきました。
時給換算
さらにこの時間を「自分の労働時間」としてお金に換算してみます。
時給1,000円だと…4,200円
時給1,500円だと…6,450円です。
つまり食材費に加えて、時間コストまで加えると実質の自炊費用は12,500円になる計算。
「安い」と思っていた自炊も、こうして数字にすると印象が変りますね。
自炊のメリット
- 🍳 味付けの自由度が高い – 家族や自分好みに調整可能。
- 🥗 ボリュームの調整が自由自在 – 焼肉に玉ねぎやもやしを加えてかさ増し、逆に少食な日は控えめに。
- ♻️ 余った食材をアレンジできる – 翌日の弁当やスープ、炒め物に再利用。
- 🌿 季節や気分に合わせたメニュー – 冬は鍋、夏は冷やし麺など旬を楽しめる。
- 🍲 大皿料理で一斉に食事開始 – みんなで取り分ければ、準備の手間も削減。
自炊は「自由度・調整力・アレンジ性」の3拍子がそろった、宅食には真似できない魅力があります。
自炊のデメリット
- ⏳ 時間がかかる – 調理や片付け、買い出しを含めると1日でかなりの時間を消費。
- 🧽 洗い物が多い – 鍋やフライパン、まな板など毎回の片付けが負担。
- 📦 食材管理が必要 – 賞味期限や在庫を気にしながら計画的に使い切る必要がある。
- 💡 メニューを考える手間 – 毎日の献立決めが意外とストレスになることも。
- 💰 余分な食材購入リスク – セールやまとめ買いで予定外の出費になる場合も。
自炊は自由度の高さが魅力ですが、その分「時間・労力・管理負担」という隠れたコストがついて回ります。
宅食の結果
1食あたりの単価
続いて宅食チームはワタミの宅食direct。
「いつでも三菜 おまかせ20食セット」を選びました。これで4人×5日間=20食


引用:ワタミの宅食direct公式ページ


送料が別途かかるので880円を加えて
そして、5日分 宅食の合計金額は…
10,170円!
1食あたりにすると…508.5円
かかった時間と手間
当然この項目は宅食の圧勝!
- 献立を考える時間:0分
- 買い出しの時間:0分
- 調理+片付け:1日約15分(レンジで温め)
- ネットで注文:10分
合計すると1時間25分。
「結構時間かかってるじゃん」と思われるかもしれませんが、これはレンジで温めている時間も含んでいるので、実際に拘束される時間はもっと短いです。
時給換算
自炊と同じように、この時間を「自分の労働時間」としてお金に換算してみます。
時給1,000円だと…1,417円
時給1,500円だと…2,125円です。
つまり宅食注文に加えて、時間コストまで加えると実質の費用は11,587円になります。
宅食のメリット
- ⏱️ 圧倒的な時短 – 献立作成・買い物ゼロで温めるだけ。
- 🥦 栄養バランスが安定 – 管理栄養士監修で必要な栄養をカバー。
- 🧊 冷凍保存でストック可能 – 忙しい日や体調不良の日にも対応。
- 📏 1食あたりのコストが明確 – 定額で食費の予算管理がしやすい。
- 🍽️ 後片付けが楽 – 調理器具や洗い物がほぼ不要。
宅食は「時短・安定・計画性」の3つが揃い、特に忙しい日々の負担を大幅に減らせます。
宅食のデメリット
- 💸 自炊より割高になりやすい – 1食あたりの単価は自炊に比べ高め。
- 🧂 味の自由度が低い – 濃さや辛さなど好みに合わせた調整が難しい。
- 📦 冷凍庫のスペースを占有 – まとめて購入すると収納場所が必要。
宅食は「時短・栄養バランス」の面では優れていますが、費用や味の自由度、保存スペースなどの制約も伴います。
総合比較表
これらを踏まえて比較表を作ってみたのがこちらです。
項目 | 自炊 | 宅食(ワタミの宅食ダイレクト) | 判定 |
---|---|---|---|
総額 | 8,300円(5日×4人) | 10,170円(20食) | 🏆 自炊 |
1食あたり金額 | 415円(8,300 ÷ 20食) | 508円(10,170 ÷ 20食) | 🏆 自炊 |
手間 | 献立作り、買い出し、調理・片付け | 温め・配膳・洗い物少ない | 🏆 宅食 |
栄養バランス | 自分次第(調整可) | 管理栄養士監修で安定 | 🏆 宅食 |
ボリューム | 自由に調整可(かさ増し・大皿料理など) | メニューごとに固定、増量不可 | 🏆 自炊 |
いかがでしょうか。
総額だけ見れば自炊の勝利🏅
手間だけ比べれば、宅食の勝ち🏆
ここまでは、きっと誰もが予想できた結果です。
しかし今回の検証で意外だったのは、「時間の価値」まで入れると、その差がほとんどなくなるという事実。
つまり、宅食はただ高いわけではなく、お金で時間と余裕を買う選択肢だと言うことがはっきり分かりました。
まとめと感じた事
その観点から言えば、宅食は大成功。仕事や家事で疲れた日でも「今日は何を作ろう…」と悩む時間がゼロになり、食事の準備がぐっとラクになりました。
もちろん、最初は「でも食費が増えるんじゃない?」という心配もありました。
しかし今回の検証で、時間や手間のコストまで含めて考えると、決して宅食は割高ではないということがはっきりわかりました。
むしろ、余裕のある時間を手に入れる価値を考えれば、十分に“お得”な選択肢です。
自炊も宅食も、それぞれに魅力と弱点があります。
大切なのは、自分や家族にとって何が一番価値のある選択かを知ることだと思います。
「お金」だけでなく、「時間」や「心の余裕」まで含めて考えると、答えは変わるかもしれません。
そして、その答えは家族ごと、さらにはひとりひとりのライフスタイルや優先順位によっても違ってきます。
忙しい共働き家庭、子育て中の家庭、一人暮らしの方… 置かれている環境が違えば、最適解も異なります。
あなたはどちら派ですか?
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