くいしんぼパパこんにちは。食べ盛り男子が2人いる、くいしんぼパパです。
宅配食サービスの中でも、ちょっと珍しい「冷蔵パウチ食品」のフィットディッシュ(FitDish)。
「冷凍じゃなくて冷蔵ってどうなの?」
「メニューが選べないって聞いたけど不便じゃない?」
「味やボリュームは満足できるの?」
そんな気になる点を、正直な感想とネット上の口コミ、メリット・デメリットを交えてレビューします。
結論から言うと、冷蔵パウチのため短時間でまとめて温められるのが便利で、料理の味も良好でした。
フィットディッシュが自分にあうサービスなのか、ぜひ参考にしてみてください。
フィットディッシュとは
フィットディッシュは、冷蔵パウチ食品の宅配サービスです。
一般的な宅食サービスと言えば、冷凍弁当の「ナッシュ」や「ワタミの宅食ダイレクト」などが有名ですが、フィットディッシュの大きな特徴は冷凍でなく、冷蔵で届くという点。
そのため解凍の手間がなく袋のままレンジでチン、または湯煎で温めるだけですぐに食べられるのがメリットです。
冷凍特有のベチャっとした食感や、解凍ムラのストレスが少ないのも魅力です。
メニューはすべて管理栄養士監修のおまかせスタイル。
自分で選べない代わりに、バランスの取れた献立が自動的に届く仕組みになっています。
忙しい日でも「今日は何食べよう?」と悩まず、栄養を考えた食事を短時間で準備できるのが大きな特徴です。
注文方法
フィットディッシュの注文は、公式サイトから簡単に行えます。
特徴的なのは最初におこなう「おまかせ診断」。
これは利用者のライフスタイルや好みに合わせて最適なメニューを提案してくれる仕組みです。




診断の流れはとてもシンプルで、全部で8つの質問に答えていきます。
(子供がいる場合は追加で3つ質問があり、合計11個の質問です。)
内容はアレルギーや苦手な食材、食の好みなど。


これを入力しておくことで、避けたい食材を外したメニューが自動で提案されます。
所要時間はわずか2分。複雑な操作はなく、直感的に選んでいくだけなので安心です。


提案された料理の中から嫌いなものがあればチェックをしれて外せる機能もあり、おまかせスタイルとはいえ、苦手な食材を無理に食べる必要がないんで安心です。
届き方
配送はヤマト運輸のクール便(冷蔵)で対面受け取りのみ。
宅配ボックスや置き配には対応していないので、在宅が必須です。
梱包はシンプルで、そのまま冷蔵庫に入れやすいスタイルになっています。




今回頼んだ15パックセット
ただし、初回注文の際に感じたデメリットがひとつ。
注文から到着まで約2週間もかかったことです。
最短日程を選んだにもかかわらずこの待ち時間は長く、「すぐ試してみたい」と思う人には少し不便に感じるかもしれません。


メニューの特徴
フィットディッシュのメニューは全部で70種類以上。
その中からライフスタイルや食の好みに合わせてシステムが自動でセレクトしてくれます。
利用者が自分でメニューを選ぶことはできず、公式サイトにも一覧表は公開されていません。
そのため「どんな料理が届くのか」は、実際に受け取ってみるまでのお楽しみです。
構成は、主菜と副菜のセット。
ただし一緒に盛り付けられているわけではなく、それぞれ別のパウチに入って届くため、自分で組み合わせを変えることが可能です。
さらに注文時に「主菜と副菜の比率」を調整できるので、主菜多め・副菜多めなど、自分の食べ方に合わせたアレンジもできます。
また、冷凍弁当サービスでよくある「冷凍庫がパンパン問題」を解決してくれるのも特徴。


15パックセットを冷蔵庫に入れても余裕がありました。
フィットディッシュは冷蔵パウチで約1ヶ月保存が可能。
ケースに入った冷凍弁当のように場所を取らないため、冷蔵庫の限られたスペースでも省スペースで収納できます。
- 全70種類以上のメニューから自動セレクト
 - 自分では選べない(一覧表もなし、届くまでのお楽しみ)
 - 主菜+副菜は別々のパウチに入っていて、組み合わせ自由
 - 冷蔵パウチで約1ヶ月保存可能
 - 省スペース設計:ケース入り冷凍弁当より冷蔵庫に収納しやすい
 
フィットディッシュの実食レビュー
味はどうなの?
今回試したのは定番メニューの「ハンバーグ」。しっかり肉厚で、噛むと肉汁がじゅわっと広がるジューシーさがありました。
冷蔵パウチですが、パサつきもなく家庭で作ったような自然な味わいに感じます。
ソースもしっかりからんで、ご飯が進む味付けでした。


ボリュームは?
ハンバーグ自体のサイズは想像以上に大きく、大人も満足できるボリューム感です。
副菜を追加することもできましたが、今回は主菜だけで十分食べごたえがありました。
冷蔵宅食というと「軽めで物足りない」というイメージを持つ方がいるかもしれませんが、このハンバーグに関しては心配要りません。


デミグラスソースハンバーグ
パッケージの裏側には、内容量200g(固形量140g)と表記されていました。
「内容量」とは袋全体の重量で、ハンバーグ本体に加えてソースや水分を含めた総重量のこと。
一方「固形量」は、実際に食べ応えのあるハンバーグ本体の重さを指します。
つまり、200gのうち約60gはソースや汁で、実質的な食べごたえは140g前後というイメージです。


ステーキガストのハンバーグ(HPより)
固形物140gのハンバーグというと、ファミレスの定番メニューと同等のサイズ感です。
たとえば、ガストやジョイフルなどで提供されているシングルサイズのハンバーグはおよそ150g前後。
デニーズやサイゼリヤのハンバーグステーキも同じくらいのボリュームです。
フィットディッシュのハンバーグは「一般的なファミレスの単品ハンバーグと同じくらいの食べごたえ」といえます。
一方、副菜は少量で「ちょっと物足りない…」と感じるボリュームでした。
実際に届いた副菜がこちら。「ツナ大根」です。


これは食べかけではなく、パウチから出したばかりの状態。
量としては正直少なめで「副菜でしっかり満足感を得たい」という方には物足りなく感じるかもしれません。
主菜・副菜それぞれが1パックずつになっているため、同じ料金を払うなら「主菜多め」を選んだ方がお得感があると感じました。子供の反応は?
フィットディッシュのネット上口コミ
良い口コミ
Xでは実際に利用した人のこんな声がありました。
1人目の時産後母が家までお惣菜を届けに通ってくれた。11年後2人目を出産した今、届ける体力が無いから、とフィットディッシュというお惣菜宅配サービスを引き落とし先は母口座で契約してくれた。メインと副菜両方届きどれも美味しい普段お肉料理しかしないからお魚が嬉しいレンチンで良いのが楽最高
— m a r i33⛄️💎 (@snosnomariko) January 8, 2025
帰って家事できる状態じゃないからまじでFitDish頼んでて正解だった🥲
— みきみき (@kotapyom) August 21, 2025
8/18の #弁当 。トマトソースのハンバーグと鯖のハーブ焼きはFitDishの。枝豆とめんたいポテトの餃子の皮包み。ナゲット。 pic.twitter.com/Dx1ZtnTMcG
— Mars Yoshida (@Mars_marneko) August 17, 2025
口コミを見てみると、共通して多いのは「レンチンで食べられる手軽さ」です。
普段あまり食べない魚料理が楽しめる点も好評で、「疲れて家事ができない日でも助かる」といった声もあり、忙しい人の強い味方になっていることがわかります。
- 利便性(レンチン・手軽さ)
 - 健康面(バランス・栄養管理)
 - 食のバリエーション(魚料理が食べられるなど)
 - 生活サポート(疲れた日・家事できない日でも助かる)
 
悪い口コミ
一方でネガティブな声も見られました。
フィットディッシュまじでまずいから覚悟した方がいい
— めち (@Meeeeeeee86) February 20, 2025
夫が夕飯作り疲れてきてるので宅食とか調べ始めてみた
— キャンサー🦀 (@canser_kani) September 11, 2025
fitdishがちょっと気になったけどサイトが見にくくてよく分からない💧
おまかせで届くのは献立考えなくていいから便利そう
味についての短い否定的な書き込みですが、具体的な理由が書かれていないので参考度は低めです。
「サイトが見にくい」という感想は、これから利用を考える人にとって不安要素になります。
ただ、実際に利用してみると注文フローはむしろシンプルで、「おまかせ診断」に答えて進むだけ。
メニューと自分で選ぶ仕組みがないので、一般的な宅配食のように「一覧表から選ぶ画面」が存在しません。
そのため「選択画面が見つからない=わかりにくい」と感じたのかと推測できます。
フィットディッシュのメリットまとめ
冷蔵パウチで味が美味しい
実際に食べたハンバーグはジューシーで食べごたえ十分。子供たちも「おいしい!」と大満足で、家族みんなで楽しめました。
その理由のひとつが、フィットディッシュが冷凍ではなく冷蔵パウチであること。
冷凍宅食の場合、解凍すると水分が抜けてしまい肉や魚がパサついたり、水っぽさが出やすいのが難点です。
一方、冷蔵で届けられるフィットディッシュは、調理したときの水分や風味がそのまま残りやすいため、しっとりとした食感や自然な味わいを楽しめます。


大好評だった「豚の生姜焼き」。
これがまた絶品。お店で出されても、誰も「冷蔵パウチ食品」だと思わないはずです。
しっかり味が染み付いていて白いご飯が進みました。
特にマヨネーズをたっぷりつけて一緒に食べると…悪魔的なうまさで箸が止まらなくなりました。
「味を優先したい」人には大きなメリットです。
温め時間が短く、すぐ食べられる
フィットディッシュは冷蔵パウチなので、冷凍弁当よりレンジでの温め時間が短くてすみます。
湯煎でまとめて温められるのも大きなメリット。


家族で利用した時、冷凍弁当だと1つずつレンジにかける必要がありましたが、4人分だと全て温め終わるまで20分以上かかることもありました。
その点湯煎で複数個を温められるので、家族全員分が短時間で準備できるのが良かったです。



みんな一緒に食べ始められるのが良いね。
冷蔵庫に省スペースで収納できる
パウチ包装なのでケース入りの冷凍弁当と比べてかさばりません。
冷蔵庫のちょっとした隙間にも入れやすく、ストックしても邪魔にならないの助かります。


実際に入れてみると、冷蔵庫のちょっとした隙間にもピッタリ収まりました。
まとめ買いしても邪魔にならず、必要な時にサッと取り出せるのが便利です。
冷凍庫が小さい家庭や、アイスや冷凍食品で冷凍庫が常にいっぱい…という方にはありがたいポイントだと思います。
デメリットまとめ配膳の手間がある
おまかせスタイルで選べない
基本的にメニューは「おまかせ」で届くため、自分で好きな料理を選ぶことはできません。
アレルギーや嫌いな食材は診断時にチェックできますが、きちんと設定しておかないと苦手な料理が届くことも。


実際、我が家では「鶏肝の甘辛煮」が届きましたが、家族全員苦手で手が止まってしまいました。
好きな人には栄養価が高く、良い一品ですがレバー嫌いの人にとっては厳しいかもしれません。
完全おまかせスタイルならではの「当たり外れ」がある点は、デメリットに感じる方もいると思います。


苦手な食材を選ぶ時に、鶏肝を避けるチェック欄もあったのですが、私がうっかり入力をし忘れたため届いてしまいました。
配膳の必要あり
パウチ包装のため、ケースに入った冷凍弁当のように「そのまま温めてポイ」とはいきません。


お皿を自分で用意して盛り付ける必要があり、食べ終わった後は洗い物が少し増えます。
とはいえ、もともとご飯は付いていないため茶碗や汁椀などは必ず用意する前提。
つまり、洗い物がゼロから増えるわけではなく「一品分お皿が増える程度」と考えればそこまで気にならない人も多いでしょう。
副菜は割高に感じることも
主菜も副菜もそれぞれ1パックとしてカウントされます。
ところが、副菜は実際に盛り付けてみると量がかなり控えめ


1パック分のひじき煮
副菜は本来「料理を引き立てるサブ」なのでガッツリ量がなくても当然といえば当然です。
ただそれでも「これで1パック分と数えられるのは少し割高かな…」と感じる場面もありました。
コスパを重視する方にとっては、この点はデメリットになりそうです。
フィットディッシュはこんな方にオススメ



フィットディッシュってどんな人に向いているの?
- 短時間でご飯を用意したい人
 - 冷凍庫がいつもいっぱいの人
 - 献立を考えるのが面倒な人
 - 味にもこだわりたい人(冷蔵ならではの美味しさを求める)
 - 普段の食事にもう一品追加したい人
 
フィットディッシュをオススメしない方



正直こんな方には向かないかもしれません。
- 自分で好きな料理を選びたい人
 - 副菜にもボリュームを求める人
 - お皿を使わず手軽に済ませたい人
 - 食材の好き嫌いが多い人
 
フィットディッシュまとめ
フィットディッシュは、冷蔵パウチで届く宅配食サービス。
冷凍弁当とは違い、解凍の手間がなくレンチンや湯煎で数分あればすぐ食べられるのが大きな魅力です。
家族分をまとめて温められるので、忙しい日や疲れた日の夕食準備がぐっとラクになります。
実際に食べてみると、主菜はボリュームがあり味も美味しいと感じました。
一方で、副菜は少なめで物足りなさを感じることも。
また、完全おまかせスタイルなので、チェック漏れがあると苦手な料理が届いてしまう可能性があります。
ネット上の口コミでも「手軽さ」「健康的」「バリエーションが広がる」といった点で高評価。
一方で「サイトがわかりにくい」といった声もありましたが、実際には診断に沿って進めるだけのシンプルな仕組みです。
まとめると──
- 忙しいけど栄養バランスの取れた食事をしたい人
 - 冷凍庫がパンパンで困っている人
 - 献立を考える手間から解放されたい人
 
こうした方にはフィットディッシュはピッタリのサービスだといえます。
逆に「自分でメニューを選びたい」「副菜もがっつり食べたい」という人にはやや不向きかもしれません。
フィットディッシュは、便利さと栄養バランスを両立できる冷蔵宅食。
自分のライフスタイルに合うかどうか、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。









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